【吹奏楽豆知識】トランペットは世界最古の楽器!?ツタンカーメンの墓から発見された“伝説のラッパ”


柚葉、ツタンカーメンの墓から見つかったトランペット、唇の振動だけで音を出してたらしいよ。



え、それ本気で言ってます?…先輩ってそういう“うんちく系男子”だったんですね。



いや、うんちくっていうか…マジですごいの。ピストンも何もなくて、ただの管。でもちゃんと音が出たんだって。



それで?そのラッパ吹いたら戦争が始まったとか言われてるんですよね?…先輩、それ吹奏楽コンクールには持ち込まないでくださいね?
👑 王様のお墓から見つかった“トランペット”
1922年、エジプトで「ツタンカーメン王の墓」が発見されました。
そこには金のマスクや宝石だけでなく、銀製と青銅製の2本のトランペットが眠っていたのです。
見た目は今のようなピストン付きではなく、ただのまっすぐな管。
ナチュラルトランペットと呼ばれるもので、唇の使い方だけで音を変える仕組みです。
発見直後に
ハリー・バートンが撮影した青銅/銅のトランペット
出展:フリー百科事典『ウィキペディア』より


📻 実際に音を鳴らしてみたら…
1939年、イギリスのBBCがこのトランペットの音を世界中に生放送しました。
演奏したのは軍楽隊の軍曹で、実に3000年ぶりの“復活演奏”だったとか。
📌 実際の演奏音はこちら:
👉 YouTube – Tutankhamun’s Trumpets
この録音、今では非常に貴重なものとなっています。
なぜなら、放送のあとでトランペットの一部が破損してしまったからです。
⚠️ 吹いたら戦争が起きた…というウワサも?
この“ツタンカーメンのトランペット”には、こんな逸話も残っています。
「吹かれたあと、戦争が起きる――」
事実として:
- 1939年 → 吹いたあとに第二次世界大戦
- 1967年 → 吹いたあとに六日戦争
- 1990年 → 吹いたあとに湾岸戦争
- 2011年 → 吹いたあとにエジプト革命
これは偶然か、呪いか――。
エジプト国内では「戦争を呼ぶラッパ」とさえ言われています。
🎺 トランペットの歴史は3300年以上!
トランペットは、ただの楽器じゃありません。
かつては神様に祈る道具や、戦いの合図として使われていたのです。
吹奏楽やジャズで活躍する今も、
この楽器には何千年も続く“歴史の音”が込められているのかもしれません。



ていうか先輩、唇で音変えるとか…それってもう演奏っていうより“呪文”じゃないですか。



音楽ってのはな、3000年前から人の心を動かす“魔法”なんだよ。
中高生の吹奏楽部や、歴史が好きなあなたにもおすすめの話題です。
身近な楽器の“はじまり”を知ると、練習がちょっと楽しくなるかも?
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