管楽器リペアマンというお仕事#3 楽器修理のプロが愛用!現場で欠かせないリペア道具TOP3とは?

目次

「楽器修理の現場から 〜管楽器リペアに使われる道具たち〜

こんにちは!服部です!


今日は、管楽器の修理に欠かせない「道具」TOP3をご紹介します。

演奏者の皆さんにとっては、普段あまり目にすることのない世界かもしれませんが、リペアの現場ではさまざまな専門工具が使われています。
そのひとつひとつが、楽器のコンディションを支える大切な“仕事道具”なんです!

■ 楽器修理に欠かせない「お気に入りの道具」TOP3

🥇 第1位:精密ドライバー

用途: 木管楽器のキーやネジを外す・締め直す際に使用。
ポイント: 修理の基本中の基本。わずかなトルクの加減でネジ山を傷めないよう注意が必要。サイズ違いのドライバーを多数使い分けます。
僕はweraのドライバーを愛用しています。ホームセンターじゃなかなか見ませんが、Amazonでポチってます。
特に楽器用ってわけじゃないです。

🥈 第2位:バネかけ

用途: 木管楽器のキースプリング(針バネ)の取り外し・取り付け専用の工具。
ポイント: 小さなバネでも強い力がかかるため、正しい工具と手順が重要になります。
これはですね、手作りですね。精密ドライバーをやすりで削ってこの形にしています。
手作りといいながら買うこともできます。https://amzn.to/4mT6D5O

🥉 第3位:ガスバーナー

用途: ロウ付け修理(はんだ付け)や部品の加熱・固定に使用。
ポイント: 金属パーツの補修・接合に欠かせない加熱工具。温度管理が難しく、慣れないと楽器本体を傷めてしまうリスクもあります。
まーー、これがないと大変ですよ。最近はガス代も高いので、なんだか使うのも躊躇したりして。
これまた楽器用ってわけじゃないです。よく宝飾品を加工する方が使ってるイメージですね。

一応リンクつけてますので、買いたい人はどうぞ。
ご利用は自己責任で!
https://amzn.to/43TsEZF

■ 道具だけでは直せない?職人の“感覚”も重要

これらの工具は確かに重要ですが、どれだけ良い道具を使っても、それを扱う「技術」と「経験」がなければ修理はうまくいきません。
わずかな音の変化や動きの違和感を感じ取る“耳と手”こそが、職人の最大の道具といえるかもしれません。

■ まとめ:楽器修理は「見えないプロの仕事」

私たちが何気なく吹いている楽器。その裏では、こうした多くの工具と技術に支えられています。
定期的な点検やメンテナンスの際には、ぜひ修理工房にも目を向けてみてください。
プロの手によって、楽器が本来の輝きを取り戻す瞬間は、きっと感動的ですよ!

この記事の著者


管楽器リペアマン

服部 悟

服部 悟
岡山県出身。10代の頃より吹奏楽に親しみ、専門学校卒業後、楽器店勤務を経て独立。
2000年代より本格的に管楽器修理・販売・教育事業に携わり、現在は「株式会社服部管楽器」および関連スクールの代表として、多くの奏者とリペアマンを育成している。

自身の現場経験を活かし、リペア職人の社会的価値向上を目指して活動中。
noteに活動記録あり https://note.com/hattorikangakki

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