【検証】バンドレンのリード1番と5番を比較!吹奏感と音の違いは?


ねぇ、バンドレンのリードって1番とか5番があるの知ってた?
お店じゃ2½とか3番くらいしか見ないけど、実は1番〜5番までちゃんとラインナップあるんだよ。



うん、それ「都市伝説」って言われがちだけど、実際に買えるし吹けるよ!
1番はとにかく薄くて息がスッと入るし、5番は硬すぎて修行レベル(笑)
【検証】もはや都市伝説!幻のバンドレンのリード1番と5番を試してみた
え、バンドレンって1番と5番もあるの?
「バンドレンのリードって、1番から5番まであるんだよ」と言うと、多くの人が「え、ホントに?」と驚きます。
実際、楽器店に置いてあるリードといえば、2〜4番がほとんど。1番や5番を店頭で見かけたことがある人はかなりのレアケースではないでしょうか。


それもそのはず。極端に柔らかい1番や、激硬の5番は、需要も少ないため、もはや都市伝説のような存在…。
ですが、本当に存在するし、買えることもある。
ということで、今回は実際にこの「幻のリード」たちをスイラボ編集部が試してみました!
使用セッティング
今回のテストに使用した機材はこちら:
- アルトサックス:YAMAHA YAS-62
- マウスピース:Selmer S80 C☆
- リガチャー:Selmer 純正リガチャー
「標準的」と言われるセッティングでの比較です。
まずはリード1番:舐めただけで柔らかい!
箱から出して手に取った瞬間、「あ、軽い」。
舐めるとその薄さがすぐにわかるほど。
リードとしてはかなり柔らかいが、ちゃんと形は保っている感じ
いざ音出ししてみると…
- 想像より普通に吹ける!
- 吹き出しの反応が超軽い
- 音色は明るく、どこか「軽やか」
あれ、意外とアリなのでは?と思うほどのスムーズな吹奏感。
ただ、吹き込むと音が暴れやすく、リードミスも起こりやすくコントロールがシビアになります。
■ 1番リードの印象まとめ
- 超初心者にも◎
- 音が立ち上がるのが早いのでポップスにも良さそう
- 開きの広いマウスピースで合わせれば明るい音が活きる
次にリード5番:舐めただけで“あ、これは硬そう”と分かる重厚感
1番のあとに5番を持つと、「え、これ別の素材じゃないの?」と思うくらい硬さを感じます。
舐めてもまったく柔らかくならず、なかなか馴染みません。
楽器にセットする時点でちょっと怖い(笑)
そして吹いてみると…
- 吹いてみると一応音は出た。ただ息が抜けていくような感じで、音に“芯”が出せない
- 口に力が入りすぎてすぐバテる
- 唇がきつい
とにかく超ハード!
鳴らすには相当のアンブシュア筋力と息圧が必要。
まさにリード界の修行僧というべき存在です。
光にかざすとわかる「厚み」の差
実際に見比べても大して差はありません。


両方のリードを光にかざしてみると、
1番はのほうが5番よりも透けているように見えます!


そして手に持った時も明らかに1番の方が軽く感じます。
「5番リードは外れリードかも?」→整えてみた
正直、5番は吹くのがつらすぎて「ハズレ個体かな…?」と感じました。
なので、以前紹介したリード整え用砥石「♭ふらっ砥(ふらっと)」などを使用して整えてみました。
リンクはこちら → Amazon商品ページ
整えてみたところ…
なんとか、吹けるようになった!
音の立ち上がりも徐々に改善。
慣れてくると、密度があり芯の強い音が出てくるようになりました。
これはこれでありかもしれません。
が、お勧めはできません。
それぞれの活用アイデア
■ リード1番の使い道
- 初心者の音出し用
- 高齢者のリハビリ吹奏用
- 明るく軽快なポップスやスムーズジャズなどに
→ 開きが広めのマウスピースとの相性◎
■ リード5番の使い道
- アンブシュア筋トレ用
- もっと重厚な音が出したい方
- 削りありきでの「音作り」ベースとして活用
→ 調整すれば使える。リードの限界を知る練習になるかもしれません。
都市伝説ではなかった。極端だけど“学び”になる!
リードの番手を極端に振ってみると、「普段の番手のありがたさ」が見えてくるんですね。
「2½や3がちょうどいい」という理由も、1番と5番を知ることで腑に落ちるというか。
そして、5番は整えたことで多少はマシになったけど、やっぱり扱いづらさは残る、
1番は状況によっては「最適解」になるかもしれません。
興味が湧いたあなたに:こちらで購入できます!
気になる方はぜひ試してみてください。
入手は以下のショップからどうぞ。
まとめ:極端な世界こそ、新しい発見がある
バンドレンの1番と5番。
どちらも「普通」から外れた存在だけれど、だからこそ面白い。
音に悩んでいる方や、新しいリード体験を探している方にとって、
この“両極端リード”は新たなインスピレーションになるかもしれません。
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